やんちゃな3棟目の千歳物件。孤独死2件から学ぶ、リスクと再生のリアル

こんにちは、看護師大家のたかのです。

今回は、私が3棟目として購入した北海道・千歳市の物件についてお話しします。
間取りは1DK(約29㎡)。
一見すると普通の単身者向けアパートですが、実はなかなか“やんちゃ”な背景を持っています。

過去に孤独死が2件あり、そのうち1件は特殊清掃が必要な部屋
普通なら敬遠されがちな物件ですが、私はこれを「再生のチャンス」と捉えて購入しました。


外観と立地

千歳駅から少し離れたエリアにあるこのアパートは、
周囲が落ち着いており、単身者には住みやすい環境です。
ただし冬場は積雪が多く、除雪対応など管理面の工夫が欠かせません。

購入当初は「見た目は悪くないけど中が問題」という状態でした。


室内の現状と今後の清掃

現在、2件のうち1件はすでに退去・清掃済み。
もう1件は特殊清掃を実施予定で、専門業者による

  • 汚染部分の撤去
  • オゾン脱臭
  • クロス・床の全面張り替え

などを順に進めていきます。

医療現場で人の“最期”に寄り添ってきた経験があるからこそ、
「次の人が安心して暮らせる空間に整える」ことが、大家としての役目だと感じています。


再生のポイント

再生の方向性としては、
「派手にリノベする」のではなく、清潔感と安心感を重視した内装にします。

また、外観と共用部も同時に見直したいですが、コストがかかるので相談ですね。

見た目や印象の改善が、入居希望者の安心感につながることは確かなので検討の余地があると思います。


告知事項物件でも入居を取る工夫

孤独死があった物件はいわゆる「告知事項あり」になります。
入居付けが難しいのは事実ですが、伝え方と整備次第で十分チャンスはあります。

私が実践している方法は次の通りです。

  • 家賃を相場より賃料を下げる
  • 告知事項の内容を正直に開示
  • 管理会社と2週間ごとに反響を共有

もちろん孤独死対応保険(家主費用保険)の加入はこのような物件では必須です。
リスク対策を整えることで、入居者にもオーナーにも安心を生み出せます。


看護師大家として感じたこと

孤独死という現実に直面すると、どうしても重く感じるものです。
けれど、医療現場でも人の“最期”に寄り添ってきた経験があるからこそ、
「命の終わりを無かったことにしない」姿勢で再生に取り組めます。

この物件を再生させることは、
単なる不動産投資ではなく、誰かの新しい生活を支える仕事
医療と大家業、その2つが重なる瞬間を感じています。


過去記事で見る「出会い編」

この千歳の物件に初めて出会ったときのことは、
以前の記事 👉 またまた北海道で気になる物件発見!
で紹介しています。

「最初にどう感じたか」「購入を決断するまでの迷い」など、
今回の記事の前編として読んでいただくと、より流れが伝わりやすいです。


まとめ

孤独死があったからこそ、
「次に住む人が安心して暮らせる家にする」意識が生まれました。

やんちゃな物件ほど手はかかりますが、
再生が進むたびに、自分の中でも確かな成長を感じます。

今後は特殊清掃・リフォーム後の室内ビフォーアフターも公開予定です。
どう変わっていくか、また記事でお伝えしますね。

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