こんにちは、看護師大家のたかのです。
不動産投資をしている方なら、一度はチャレンジしたことがある「指値交渉(=価格交渉)」。
私も、築古アパートを購入する際にこの交渉を行い、なんと売り出し価格から約17%(約450万円)もの値引きに成功しました。
でも正直、「なぜここまで大きな指値が通ったのか?」と自分でも不思議で…。
そこで今回は、実際に私の取引を担当してくれた不動産会社Aさんに、直接お話を聞いてみました。
すると、指値成功のカギは「金額」ではなく、**“買主としての信用力”**にあったんです。
今回は、なんで指値が通ったのか記事にしていきます。
🏠 1. 成功体験の概要:築36年アパートで約450万円引き!
今回購入したのは、札幌市北区にある築36年の1棟アパート。
価格の流れはこんな感じでした。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 物件種別 | 1棟アパート(築36年) |
| 所在地 | 札幌市北区 |
| 当初の売出価格 | 2,780万円 |
| 価格改定後 | 2,580万円(売り出し2週間後) |
| 最終購入価格 | 2,330万円 |
| 指値率 | 約17.2%(当初価格から450万円引き) |
👉 詳しい収益性や立地の分析については、こちらの記事で紹介しています。興味のある方はこちらも読んでみてください。2棟目の物件との出会い
では、Aさんが教えてくれた「指値成功の3つの理由」を順番に見ていきましょう。
💡 2. 元・担当者が明かす!指値成功の3つの信用力
Aさんがまず強調していたのは、「取引に対する誠実さと確実性」。
この2つが、売主と不動産会社に“安心感”を与えた最大の要因だったそうです。
🔑 要因①:プロを唸らせた「迅速な対応力とレスポンス」
Aさんが最初に挙げたのは、私のレスポンスの速さ。
「連絡への反応が早く、内容も的確。途中で止まることがない“確実な買主”だと判断できたので、安心して売主への交渉に進めました。」
たしかに、今回の物件は売出し2週間で200万円値下げされていたので、「売り急いでいるサイン」だと感じてすぐ行動しました。
現地調査→客付け業者へのヒアリング→買付証明の提出までを売り出しを始めて1か月で完了。
そのスピード感が、**「早く売りたい売主のニーズ」**にピタッとハマったんです。
さらに、並行して金融機関への融資相談も進めていたため、
「資金調達の見通しはある」と明確に伝えられました。
ちなみに関西に住んでいても遠方に融資してくれる金融機関もあるので興味のある方は参考にしてください。関西に住んでて融資してもらえる可能性がある金融機関4選
結果として、買付から決済までわずか2か月という超短期で取引完了。
これが、大きな値引きを後押しする材料になりました。
🔑 要因②:金額に説得力を持たせた「物件欠点の数値化」
次に評価されたのは、「指値の根拠を数字で示したこと」。
現地調査の際に見つけた外壁のチョーキングや、オーナールームの修繕費など、
購入後に発生する費用を細かく計算し、“合理的な金額”として提示しました。
Aさん:「ただ“安くしてほしい”ではなく、築年数や修繕リスクを織り込んだ金額提示だったので、売主にとっても納得感がありました。」
要するに、「勉強している買主」だと感じてもらえたんです。
数字を用いた根拠のある交渉は、相手の信頼を得る最短ルートですね。
👉 修繕リスクの見積もり方法については、築古一棟不動産のメリットとデメリット【初心者にもわかりやすく解説】も参考にどうぞ。
🔑 要因③:予期せぬトラブルをチャンスに変えた「担当者との連携力」
契約直前、なんと水道管が破裂しているという問題が発覚!
普通なら交渉がストップしてもおかしくない場面でしたが、
Aさんが迅速に売主と再交渉してくれて、追加で50万円の値引きを実現してくれました。
Aさん自身も収益物件オーナーだったため、買主・売主両方の心理を理解してくださったのが大きかったです。
そして何より、私がこれまで誠実に対応していたからこそ、
「この人のために頑張ろう」と思ってもらえたそうです。
まさに、“人間力で引き寄せた値引き”でした。
✅ 3. まとめ:指値を制するのは「買主の信用力」
今回の17%指値成功から学んだ一番の教訓は、
**「指値は金額の勝負ではなく、信用の勝負」**だということ。
- レスポンスの速さ
- 事前の資金調達準備
- 現地調査の徹底
これらを積み重ねることで、
不動産会社や売主から「安心して任せられる買主」と思ってもらえるんです。
つまり、「この人になら買ってもらいたい」と思わせることが、
数百万円の交渉を通す最強の交渉術なんです。
これから物件購入を考えている方は、
“プロから見て信頼できる買主”になる準備から始めてみてくださいね。
本日の記事が参考になれば嬉しいです。引き続き行動していきましょう。
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