【1棟目から1年】新潟の築古アパートを運営して見えた“現実”と“成長”

こんにちは、看護師大家のたかのです。

今回は、私が1棟目として購入した新潟市の築10年アパートについて、
購入からちょうど1年が経って、実際にどうなっているのかをまとめていきます。

なぜこの物件を検討したのかは過去記事(新潟の物件を調査してみた Part1楽街編)にも書きましたが、
「買ったあとのリアル」を公開している投資家は意外と少ないんですよね。

1年という区切りの中で、順調だったこともあれば、
今だからこそ感じる“改善点”もありました。
今回はそのすべてを率直に書いていきます。


購入時の物件概要

  • 所在地:新潟市(詳細非公開)
  • 構造:木造2階建
  • 築年数:購入時 築10年
  • 間取り:1LDK × 4戸
  • 購入時期:2023年7月
  • 購入金額:約3,000万円
  • 融資条件:ノンバンク融資/期間30年/自己資金20%
  • 表面利回り:7.52%(実質7.13%)

1棟目ということもあり、「リスクを抑えながら安定して回せる物件」を意識して選びました。
結果的に、初めての不動産賃貸業として程よいバランスだったと思います。


新潟を選んだ理由

当時、関西圏で築浅・利回りのバランスが取れた物件はなかなか見つかりませんでした。
そこで目を向けたのが、地方中核都市の新潟市

実際に調べてみると、
・家賃相場が安定している
・単身者需要が堅調
・雪国特有の季節要因はあるが、修繕コストが比較的読める

という特徴があり、「初めての地方投資としてちょうどいい」と判断しました。

現地の管理会社の対応も丁寧で、遠方ながら安心して任せられる体制が整っていたのも大きな決め手でした。


融資と購入までの経緯

融資はノンバンクを利用しました。
「築年数10年」「満室稼働」という条件もあり、
30年融資・自己資金20%という形で無理のない返済計画にできました。

詳細は【🩺看護師が転職で年収620万円に。年収アップで不動産融資を通過できた私の体験談】にも書いていますが、
看護師という職業が安定収入として評価され、スムーズに審査が通ったのは衝撃でした。
不動産投資では「職業属性」が強みになる場面を実感した瞬間です。


管理会社との出会いと信頼関係

管理は、最終的に売主となっていた業者にそのまま依頼することにしました。

最初は複数の管理会社を比較していましたが、
実際に物件のことを理解していて、入居者層や地域特性を丁寧に説明してくれた点が決め手です。

毎月の入金確認後には必ずSMSで「ありがとうございます」と感謝を伝えるようにしています。
この一言を続けることで、ちょっとした修繕や相談にもスピーディーに対応してくれるようになりました。

詳しくは【新潟市の満室アパートで1室退去。次の入居者募集に向けて準備開始!】の記事でも紹介していますが、
信頼関係を築けたことで、結果的に「ほったらかし経営」に近い形が実現できました。


1年間の運営状況

1年間を通して、大きなトラブルは一切ありませんでした。
唯一、1室退去がありましたが、1か月以内に次の入居が決定。

管理会社の動きが非常に早く、募集開始から内見・申込みまでスムーズ。
空室期間をほぼゼロで抑えられたのは、日頃のやりとりの積み重ねが大きかったと思います。

雪国ということもあり、冬場の設備トラブルを心配していましたが、
築浅ということもあり給湯・水回りの問題もなし。
「雪国=大変」というイメージは、今のところ当てはまりませんでした。


想定外の出来事と学び

現在こちらの物件は購入から3年目ですが、2年目に入ってから、騒音トラブルが1件発生しました。
以前入居していた方が関係していたものでしたが、管理会社と協力して解決しまいした。

実際に行ったことはこちらを参考にしてください。「不動産賃貸事業における騒音対応

このとき、「現場対応の速さ=入居者満足度=オーナーの安心感」だと実感しました。
自分が現地に行かなくても安心できる管理体制があるかどうか。
ここが、遠方投資で最も重要なポイントだと思います。


1年経って感じたこと

1棟目を購入して感じるのは、“数字以上の学び”が得られたということ。

・管理会社への感謝の積み重ねが信頼につながる
・修繕のタイミングは焦らず、計画的に
・入居者対応はスピードと誠実さが全て

この3つは、どんなエリアでも共通して大切なことだと思います。

今振り返ると、「もう少し指値を入れても良かったかな」と思う部分もありますが、
初めての物件としてはバランスが取れた買い物でした。
何より、“毎月安定して家賃が入る安心感”を得られたのが大きな収穫です。


看護師としての働き方の変化

夜勤を減らしてから始めた不動産投資。
当時は「収入が減っても家族との時間を優先したい」という思いが強く、
このアパート購入がその一歩になりました。

今では、安定した家賃収入があることで、
看護の仕事も以前より落ち着いて向き合えるようになりました。
仕事・家庭・投資のバランスが取れたことで、
「心の余裕ができた」と感じています。


まとめ

1棟目を購入してからの1年は、想像以上に早く過ぎました。
最初の1棟は学びの連続でしたが、今振り返れば不安よりも成長が大きかったと思います。

  • 管理会社との信頼関係
  • 融資を通して学んだお金の感覚
  • 冬を越えて感じた物件の強さ

これらすべてが、次の物件や事業展開への土台になりました。

1棟目を検討している方に伝えたいのは、
「完璧な物件を探すより、まずは経験してみる価値がある」ということ。

この1年を通して、それを一番強く感じています。

今後はこちらの物件の2年目のリアルについても書いていこうと思います。

どなかの参考になれば嬉しいですね。

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