夜勤をやめた、その後― お金より増えたもの ―

夜勤をやめたあと、

私は少し怖かった。

本当に大丈夫なのか。

この選択は間違っていなかったのか。

でも、実際の生活は、

思っていたものとは違っていた。

■ 朝は、子どもと一緒に起きるようになった

夜勤をしていた頃、

朝はいつも、眠気と戦う時間だった。

でも今は違う。

子どもと同じ時間に起きる。

一緒に朝ごはんを食べる。

たったそれだけのことなのに、

私は何度も思った。

「こんな朝、ずっと欲しかったんだ。」

■ 夕ご飯も、家族と一緒に食べられるようになった

夜勤がある日は、

夕ご飯はいつもバラバラだった。

でも、夜勤をやめてからは、

夕ご飯も家族と一緒。

テレビを見ながら、

今日あったことを話す。

そんな何気ない時間が、

こんなにも心を満たすものだとは、

知らなかった。

■ 意外だったのは、「余裕があった」こと

正直に言うと、

もっと苦しくなると思っていた。

収入は、確かに減った。

夜勤をやめて、月10万円。

でも、不動産からのキャッシュフローがあった。

結果的に、

生活は、思っていたより余裕があった。

「夜勤をやめたら生活できない」

それは、

ただの思い込みだったのかもしれない。

■ 初めて、自分の仕事を考える時間ができた

夜勤をしていた頃、

私は「目の前の仕事」をこなすだけで精一杯だった。

でも、夜勤をやめてから、

初めて考えられるようになった。

「私は、看護師として何ができるんだろう?」

忙しさに追われているときには、

一度も考えたことのなかった問い。

それを、ゆっくり考える時間ができた。

■ 家族とカフェに行けるようになった

休日、家族とカフェに行く。

それまでの私にとっては、

考えられなかった時間。

夜勤明けで寝ているか、

次の勤務のために休んでいるか。

でも今は、

家族と同じ時間を生きている。

コーヒーを飲みながら、

子どもが笑っているのを眺める。

その瞬間、

私ははっきりとわかった。

「ああ、私は、働き方を変えてよかった。」

■ 夜勤をやめたことで見えたもの

夜勤をやめたことで、

私はお金を失ったわけじゃなかった。

時間を取り戻した。

選択肢を取り戻した。

そして、自分の人生を取り戻した。

もし、あのとき夜勤をやめていなかったら。

私はきっと、

「忙しい看護師」のまま、

人生を終えていたと思う。

次回、

「看護師が“働き方”を再定義した日」。

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