築古でも1億の新築と同じぐらいのキャッシュフローを得られる物件を作った方法

こんにちは、看護師大家のたかのです。

今日は築古でも新築に負けないキャッシュフローを作った話しです。

多くの不動産賃貸業者は「キャッシュフローを得るには新築が安心」と考えがちです。
しかし私は、札幌市北区新川にある築36年の物件で、**1億円の新築木造とほぼ同じキャッシュフロー(月12万円)**を実現しました。

この記事では、その実例をもとに「なぜ築古でも高い収益が出せたのか」「どんな戦略で再生したのか」を具体的に紹介します。

私についてはプロフィールを参照してください。

物件の概要

物件はこのようなものです。より詳細を知りたい方はこちらの札幌の物件を購入した後の入居づけで考えるべきこと2選

  • 所在地:札幌市北区新川
  • 築年数:36年
  • 構造:1階RC(駐車場)、2〜3階木造
  • 間取り:1DK×3戸、2LDK×4戸
  • 購入時期:2023年10月
  • 購入価格:2,330万円(450万円の指値成功)
  • 融資条件:1,960万円/金利4.1%/期間14年(個人名義)

この物件を選んだ理由は、土地比率が70%を超えていたこと。
土地価値が高く、リスクを抑えながらもキャッシュフローが出せると確信しました。

たかの
たかの

2025年10月時点で同じ規模の土地の売り出し価格が3000万円です。


キャッシュフローの実態

購入当初の利回りは12.6%でしたが、指値交渉と運営改善により**現在は13.6%**に上昇。

項目内容
家賃設定1DK:2.6〜2.8万円/2LDK:4.6〜4.8万円
運営経費約2万円(管理+電気代)
月キャッシュフロー約12万円
利回り13.6%

修繕がなければ毎月12万円前後の安定した手残りがあります。
初期投資が2,330万円に対し、年間で約140万円のキャッシュフローを生み出しています。


築古再生でやった3つのこと

① 軽修繕でコストを抑制

2室のみ軽修繕、オーナールームはリフォームを行いました
無駄なフルリフォームは避け、**「入居に必要な最低限」**の工事に留めました。

実際に行ったリフォームについて気になる方はこちらの記事を参照してください。オーナールームの修繕Before→After

② ターゲット設定を再構築

一般的な若年層ではなく、ペット可で住みたい高齢者・生活保護受給者を中心に募集。
自作のマイソクを作り、管理会社と連携して入居条件を細かく調整。
結果、他の空室率が高い時期でも安定した稼働率を維持できています。

③ 管理コストの最適化

修繕がない期間は、管理手数料と共用部の電気代のみで月2万円程度。
運営経費を抑えたことで、キャッシュフロー効率が大幅に改善しました。


新築1億円物件との比較

札幌市で同規模の新築木造(約1億円・35年ローン)を想定した場合、
キャッシュフローを比較すると以下のようになります。

項目築古(本物件)新築木造(想定1億円)
価格2,330万円1億円
融資1,960万/4.1%/14年1億/1.5%/35年
家賃収入約31万円約50~55万円
毎月返済約17万円約40〜42万円
運営経費約2万円約4〜5万円
月キャッシュフロー約12万円約10〜12万円
利回り13.6%約6.5%

築古は初期投資が1/4以下なのに、キャッシュフローは約2倍。
さらに14年でローン完済できるため、返済後の収益性も圧倒的です。

計算の仕方にもよるとは思いますが、退去などを考慮するとこのぐらいになると思います。

たかの
たかの

5年後に売却をすると想定すると残債が1/3減っているってすごくないですか


運営で感じた苦労と学び

もちろん、良いことばかりではありません。
入居付けに時間がかかったり、配管凍結リスクなど北海道ならではの課題もあります。
しかし、入居者属性を理解し、適切な対策を取ることで長期安定運営が可能になりました。

2025年10月時点で1年半満室継続しています。


まとめ:築古こそ“収益を生み出す余白”がある

築古物件は、安く買って上手に工夫すれば新築並みのキャッシュフローを作り出すことができます。
大切なのは「年数」ではなく、「戦略と実行力」。

札幌のような安定需要エリアでは、築古×リノベ×柔軟な入居戦略が今後ますます有効になると思います。

今回の記事がだれかの助けになれば嬉しいです。

引き続き行動していきましょう!

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