こんにちは、看護師大家のたかのです。
今日は少し恥ずかしい話をします。
実は先日、日本政策金融公庫に「孤独死後のリフォーム費用」として150万円の融資相談をしたのですが、結果は
――否決でした。
理由は決算書の内容が悪かったためですが、具体的になぜ融資が下りなかったのか今回記事にしていきます。
■ 融資を申し込んだ背景
今回の融資目的は、私は孤独死が発生した物件を購入したため、そのリフォーム費用としての資金を確保するためでした。
実際、どんな物件だったのか過去記事を参照してください。
☛やんちゃな3棟目の千歳物件。孤独死2件から学ぶ、リスクと再生のリアル
申込先は日本政策金融公庫の国民生活事業。保証人なし、希望額は150万円。
ネットから申し込みを行い、1週間ほどで担当者から電話をいただきました。

実は3月ごろに一度同じ内容で申し込みをしたのですが、その時の担当者からは「空室を1室埋めてもらえたら実績として融資ができる可能性がある」と返答があったので空室を埋めて再度融資申し込みを行いました。
■ 否決の理由は「決算書の赤字」
1室入居してもらったし、確実に融資してもらえるだろうと思って申し込んだのですが・・・・・
結果として融資は見送り。
その理由はシンプルで、「決算書上、黒字ではないため」というものでした。

ちなみに以前、担当して頂いた方は転勤していまったため、新しい担当者の方でした。
3期目の決算では、物件を購入した影響で諸経費が増え、約100万円ほどの赤字。
ただし、これはあくまで一時的なもので、
1~2期目は築古戸建てで年間10万円ほどの黒字、
そして現在は法人で所有している物件の**入居率88.8%(8室中7室入居)**と安定しています。
しかし、4期目には黒字化する見込みが十分あり、さらに実績についても説明しましたが、
担当者からは「決算書上で黒字でない限り、基本的に融資はできない決まりとなっています」との返答。
面談や詳細な質問はなく、決算書の数字のみで判断された印象でした。
*ちなみに個人所有しているものと合わせると入居率94.7%(19室中18室)と安定して運営しています。
■ 実際の投資状況
現在、私は**個人で2棟・法人で1棟(計3棟)**を所有しています。
先に書いたように法人で購入した物件は8室中7室入居しており、稼働率も悪くありません。
しかし、購入時の経費や修繕費などを法人で計上したため、決算書上は赤字。
この一時的な赤字が、今回の審査に大きく響きました。
■ 今回の学び
「黒字じゃなくても、安定した賃料収入があれば理解してもらえるだろう」
正直、そんな甘い考えがありました。
しかし、公庫の返答は非常に明確でした。
「決算書上、黒字でないと融資は難しい」
それを聞いた瞬間、やはり数字がすべての世界なんだと痛感しました。
どんなに入居率が高くても、将来の黒字見込みがあっても、
融資の判断基準は「いまの決算書に何が書かれているか」。
これは経営者として、改めて重く受け止めました。
■ 今後の方針
このように返答があったため私はいろいろと作戦を考えました。
1年間は黒字を積み上げて、決算書を整えることに集中。
そして、再度融資に挑戦。
黒字の決算を見せられれば、きっと今回とは違う結果になるはずです。
また、チャンスがあれば新たな物件取得にも挑戦し、
収益をしっかり積み上げていきたいと考えています。
■ 最後に伝えたいこと
この記事を読んでくださっている大家さんへ。
もし今後、融資を考えているなら――
**「決算書が黒字であること」**は何よりも大切です。
数字は言い訳が効かない世界です。
そして、私自身も改めてその現実を学ぶことができました。
また次は「黒字決算で融資が通った話」を書けるように、
日々の運営をしっかり積み重ねていきたいと思います。
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