こんにちは。
看護師大家のたかのです。
今回は、孤独死が発生した物件のリフォーム費用について、日本政策金融公庫へ融資申し込みを行った話を書いていきます。
■ 物件で起こっていた出来事
孤独死が発生した物件を購入したのですが、お亡くなりになってから時間が経過していたこともある特殊清掃を含めてリフォームを行う必要があります。
主なリフォームは
除菌・脱臭、クロスの張り替えや床の張り替えなど、様々なことを行うため通常の原状回復とは異なります。
■ 修繕費用と融資の検討
今回の修繕の見積もりはこのような形です。
- 特殊清掃(除菌・脱臭・遺品処理)
- 内装の全面改修(壁・天井・床)
- 水回り設備の交換(洗面・トイレ・給湯器など)
見積もりを取ったところ、総額で150万円前後です、、、、、高いですよねぇ
自己資金でまかなうこともできますが、他の修繕や今後の運転資金も考えると、公庫から融資を受けて進めた方が良いと判断しました。

今後もし似たようなことが発生した場合には保険で賄う予定です。
■ 日本政策金融公庫への相談
以前も別の物件で公庫に融資をお願いしたことがあり、担当者さんとのやり取りもスムーズ。
今回も同じように、まずはWEBで融資相談を行いました。
後日、電話があり、以下のような内容を確認されました。
- どんな修繕を行うのか
- 見積書や業者の情報
- 物件の所在地・所有形態
- 融資希望金額・返済期間
孤独死があった物件ということで、「特殊清掃費用を含むリフォーム」という形で申請できるかを確認したところ、
“事業性があり、再賃貸を目的とする修繕であれば対象になる可能と思いますが書類などを見て判断されます”
との回答をいただきました。
■ 書類準備と面談に向けて
面談に持参する書類は以下の通りです。
- 修繕工事の見積書
- 試算表
- 2期分の決算書
- 事業計画書(収支シミュレーション)
- 確定申告書・通帳コピー
特に「事業として成り立つか」を見られるため、
リフォーム後の想定家賃・収益見込み・返済計画をしっかり説明できるように準備しておくことが重要です。

過去、面談した時には大規模修繕を行っても収支が回るかどうかを見ていますと担当者から言われました。それだけリスクを踏まえたうえで融資を考えてくれているということですね。
■ 公庫の融資で修繕を行うメリット
公庫の融資を使う最大のメリットは、
金利の低さと長期返済が可能なこと。
たとえば150万円の融資でも、金利1〜2%台・返済期間10年なら月々の返済は1.3万円前後に抑えられます。
この金額であれば、家賃収入から十分に返済していける計算です。
しかも、さらに良いことに元本返済の繰り越しもできるのが非常に強いところです。
また、孤独死があった物件を「しっかり再生して、安心して住める部屋に戻す」という社会的意義もあり、
担当者さんも前向きに相談に乗ってくださいました。
ちなみに特殊清掃についてネットから申し込みができるサイトがあったのでもし必要となれば使ってみてください。
こちらは24時間対応をしていただけるので、亡くなってしまった後の特殊清掃だけではなくて遺品整理までしてもらえるそうです👇
こちらは今回の事例のような孤独死で特殊清掃が必要となった場合に使えるそうです。
大家としても非常に助かりますね。
👇
■ 今後の流れとまとめ
今後は面談を経て正式に申請を行い、
融資が実行され次第、清掃・リフォームを進めていく予定です。
孤独死という出来事は決して軽いものではありません。
ですが、きちんと対応し、再び人が安心して住める空間に戻すことも大家の責任だと思っています。
同じように「事故後の修繕費用で悩んでいる方」や「融資相談を考えている方」の参考になれば嬉しいです。
日本政策金融公庫に融資相談はWEBで申し込みができるので非常にハードルが低いと思うので実践してみてくださいね。
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